2015年12月13日日曜日



3年3ヶ月ぶりの遠野、釜石ボランティア活動の感想

遠野からの岐路のバスでアンケート記載用の箇条書きにしてスマホに入れていましたが、帰宅してそれを文章にしてみました。数年後に確認するためのメモとして滅多に使わないブログサイトに残しておきます。

(ここから)
調布市、マニュライフ生命、HP共同で実施している遠野、釜石へのボランティア活動への参加は33ヶ月ぶり3回目となります。

直近3年の間に、ツールド東北という復興チャリティイベントで活動で2回、石巻周辺を訪れることはありましたが、実は3年半程前に初めて遠野に行った時にも同じように帰りのバスで感想と空想に近い仮説をブログにメモしておいたのですが、どのぐらい正しいのか、同じ場所で確認したい気持ちを持っていたところにこの案内が社内メールで届いたため申し込んでみました。

(2012年5月の帰りのバスの中で書いたメモ)

今回、雨天だったこともあり労働力としての貢献は殆どできませんでした。
ただ、震災直後からこれを含めた復興支援を継続的に推進しいる同僚であり先輩の市川さんの思いが凝縮されたスケジュールは、これまでの中で最も気付きが多く価値が高いものでした。

まず、今回は、ユナイテッドグリーン、遠野まごころネットという震災直後の復旧フェーズから地域に深く入り込み、そのタイミングで何が必要なのかを考えながら活動 をしておられる団体、またその後のフェーズで子供達への精神的ダメージをアニマルセラピーという形で支援したいと考える三陸駒舎の代表の方から直接、背景、経験、信念お聞きすることができました。
自分には絶対に真似できない行動力、リーダーシップに尊敬しつつも、それを特別視してしまうつもりは無く自分の今後の関わり方に大きなヒントをいただきました。

次に、その皆さんが数年に及ぶ努力が理解され懇意になることができた地元の方とのふれあいの機会をいただきました。

餅つき、限界集落に位置づけられる米通り地区での山の神の祭り参加、お世話になった遠野13区の方から民話を聞く会、諸々、地元の方と飲んだり食べ たりしながら、ざっくばらんな会話をする中で、これまでごく表面的にしか知らなかった現実やまったく新しい事実を認識する稀有な機会でした。

例えば、従来から東北地方に在った少子高齢化・過疎の問題と、先の震災の影響とが相まり、復興に向けて厳しい現実があることは想像していました。ただ、それも一般論でしかなく、今回、具体的に農業により得られる利益、今後の輸入作物との競争が決して甘いものでないこと、後継者、村おこしの課題、など地元の農家の方の会話の中でお 聞きしたりディスカッションする中で、自分の無知、浅はかさに恥じ入る事もありましたが今後の物の見方が変わりました。

今、バスの中で、、最初にこの地を訪れた時のブログを読み直すと、短期的に必要な復旧作業フェーズの後、中長期的にはボランティア活動が専門的、精神的なケアに移行しつつ、期間としては10年 を超える支援の必要性を直感した事はかなり正しかったと思います。
また自身で微力ながら行っている 活動もチャリティイベントによる募金活動にシフトして専門的な活動に金銭的に貢献しているのも的外れではなかったと思いました。

しかしながら、今回、そんな自己満足をしている気持ちではまったくなく、そもそも、そんな机上の空論は多くの人が思いつくわけで、ただ時間のあったバスの中で書いたにすぎないわけです。

実は今回、現場で見て聴く事で新たに得られた知識は、自分の想定範囲を 超えており、まだ自分の中でリンクしきれていませんが、突き詰めると東北にとどまらず実は将来の日本をより良いものとするためのヒントがありそうです。ただ、まだまだ支援が必要だといっている震災復興のテーマに対しあま り発散させるのもどうかと思いますが、一度俯瞰した上で、絞るという方法もありますので一度ゆっくり考えてみたいと思っています。


だらだらと書いてしまいましたが、今後、どのような支援が必要なのか、自分としてどう関わっていくべきか、何がやれるのかを改めて考える良い機会を頂いたこと、またボランティアメンバーとの出会い、再会、一生ものの絆を頂けたことを心から感謝しています。











(本人の許可を得ていないものが含まれますので、もし写真の転載を行う場合はご連絡ください。といってもこのブログ見ている人はほぼ居ないので取り越し苦労か。。)

2015年8月8日土曜日

記録として

「今週末は急に出勤を求められたが元々予定されていた親族と友人とのイベントを優先する判断をした。8年前なら逆の判断をしていただろうと思う。それが正しかったかどうか今は不明だかメモとして投稿。」

と、先週の日曜の夜、FBの親しい友人に限定して投稿し、想定通り肯定的な意見をもらう事ができました。


その時点では、正しいと思いつつも疾しさ、罪悪感、不安感があったのも事実でそれを和らげたい心理だったと思います。


ちなみに8年前というのは母親が他界したタイミングです。危篤の状態で約1週間看病をしたが、それが家族、肉親、人生について十分に考える時間となりました。


それまで、仕事一辺倒だった(仕事ができたかどうかは別)考えを変え、家族、趣味、友人との交流の比重を高めました。それは時間を多く割くという意味だけではなく気持ちの持ち方もあります。もちろん人生の多くの時間を費やす仕事においても自分にとってどのような意味があるのか、を考えるようになったのはその頃です。


といいつつ、今日は土曜ですが、今から出勤なのであります。まあエンジニアが頑張ってくれているので私も少しでも役に立てればという思いもあります。


以上 記録として徒然なるままに


2015年4月24日金曜日

本日、私が名実ともに営業のプロと尊敬する方の「職人として生きる営業」と題したスピーチをお聴きしました。
メモを見て今更ながら気付いたのは、いわゆるB2CよりB2Bの方がよりパーソナルなのだという事、一流の営業になるためには努力と科学的アプローチが求められる技術職的側面が強いという事でした。
異論反論があるかもしれませんが、個人、組織長として揺るぎない実績を持つ方の言葉には含蓄があり説得力がありました。すっかり放置していたブログサイトに備忘録として残しておきます。


 (メモ) 

✳︎なぜ営業が必要か?  

売る側に理想の状態とは?
・良品は言葉なくして客を呼ぶ。
・お客の欲しいものを売る。

実態は? 
そんな状態を実現できる会社は存在せず、ギャップを埋めるために営業は必要悪として存在する。またプロアクティブに、売り手が売りたいものを売る、潜在需要を喚起する、そのためには売り手が惚れる、必要がある。 

✳︎「顧客」は「会社」ではない、そこに存在する「人」そのもの。
人の「名前」の出てこない案件は営業活動がなされていない。
人間は感性の動物。合理性、論理性を追求した理屈だけの説得は十分条件ではない。
世代、責任者が変わるとその会社の意思決定が変わる事が見られるのはそのため。 

✳︎営業に必要な要素は知識、技術、資質。 

・「知識」は覚えられる。
 ITなどでは新しいものが出てくるため若い人が必ずしも不利だとは言えない。仮想敵国を設定する、ランチェスター戦略を駆使し必要な知識を絞り明確にする。

・技術習得に王道はない。
3〜4年の短期間で人より繰り返し経験する努力が必要。
特に顧客の 意 思決定の場面に人より多く立ち会う事に感覚を鍛える価値がある。 

・資質。
諦める人が多いが性格は変えられないが態度は変えられる。 

✳︎ご経験からのTIPS 

・大口案件は顧客が意思決定するために押さえるポイントが数多くあり消去法アプローチ。

・小口案件はそれが少ないので早いうちに「注文を下さい」という事で買わない理由を聞き出すテクニックも有効。 

・見込み顧客とタダのお客を見極める事は当人には難しい。買わない、買えない顧客の方がアポも取れるし話も聞いてくれる傾向。客観的にみて判断するのもマネージャーの役割。

などなど